2023年3月24日8:00
顧客の再来店の促進、ロイヤルカスタマーの育成を強化
神戸物産は、同社がフランチャイズ展開する「業務スーパー」独自のハウス電子マネーを発行できるクラウド型プリペイド発行システム「Gyomuca(ギョムカ)」を2021年5月19日からリリースしているが、このほど導入店舗を拡大した。
3店舗での検証で成果
新たな決済手段として展開
現金を用いないキャッシュレス決済が普及する中、業務スーパーでは以前からクレジットカードや電子マネーなどの導入を進めてきた。神戸物産では、「新型コロナウイルス感染症防止対策としての観点からも、キャッシュレス決済サービスはさらに普及が進み、現金支払いの負担軽減やレジ待ち時間の短縮などにもつながることから、当社では新しい決済手段として『Gyomuca』の積極的な導入を決定いたしました」と説明する。また、かねてより顧客からも多くの要望をもらっており、ポイントの付与や業務スーパーのお得な情報の配信が行える点も導入メリットとして挙げた。
同社では「Gyomuca」を2021年5月にリリースし、まずは直営店である業務スーパーフレッシュ石守伊川谷店(神戸市西区)に導入した。その後、業務スーパー天下茶屋駅前店(大阪市西成区)および業務スーパーフレッシュ石守稲美店(兵庫県加古郡稲美町)も導入店舗に加え、現在は直営3店舗と一部のFC店舗にて使用可能だ。直営3店舗における検証の結果、顧客利便性向上などが望めることから、全国に展開する業務スーパー加盟店にも積極的に働きかけて、導入を拡大している。
顧客は、スマートフォンにインストールしたアプリを利用して、Gyomuca取扱店舗に設置された入金機にてチャージ(入金)すると、1,000円チャージするごとに5ポイントが加算され、100ポイントごとに電子マネー100円分として買い物に利用できる。また、アプリではポイント還元のほか、業務スーパーのお知らせやセール案内などを配信している。
同社では、「『Gyomuca』利用可能店舗を拡大していきたいと考えております。『Gyomuca』を活用し、チャージ時のポイント付与などお客様への特典を設けることで、再来店の促進、ロイヤルカスタマーの育成を強化してまいります」と意気込みを見せている。