2023年11月7日12:50
ジョイゾーは、Sansanが提供する営業DXサービス「Sansan」の「Sansan Data Hub」機能とサイボウズが提供する「kintone(キントーン)」を連携するプラグイン「Sansan Data Hub連携プラグイン」をリリースすると発表した。同サービスは、マーケティングや営業を効率化することを目的に開発した。顧客データの統合/整理に定評があるSansan Data Hubとkintoneを連携させることで顧客情報を非常に高い精度でリッチ化しつつ一元管理することを可能にする。
Sansanは、2019年に「Sansan Data Hub」機能の提供を開始した。Sansanに登録された名刺情報を元に名寄せやデータクレンジングを行い、データに付加価値をつけるサービスとして、企業における顧客情報管理にまつわる課題が解決されている。利用が進む中で、顧客データをより自社事業に活用するために、CRMやMAツールと連携する需要が高まってきた。クラウドサービス「kintone」は3万1,000社以上が利用する製品であり、会社情報の管理など、さまざまな用途で活用されている。この特性からSansan Data Hubとの連携によって大きな需要に応えることができると考え、連携プラグインを開発した。
「Sansan Data Hub連携プラグイン」は、Sansan Data Hubとkintoneを連携するサービスだ。Sansan Data Hubによってデータクレンジング、リッチ化が行われた顧客情報をノーコードでkintoneに連携することが可能となる。
すでにkintone内にレコードとして登録されている会社情報に対して、リッチ化された情報が付加される。リッチ化された情報とは、帝国データバンクや国税庁のデータベースより提供された精度の高い企業・人物の属性情報の付加等が該当する。これらの追加情報の付加は、Sansan Data Hubによって自動で実行され、これまで管理しきれていなかった顧客情報を使えるデータに更新することができるという。
また、「Sansan」に取り込まれた名刺情報をkintone内に蓄積することが可能だ。Sansan内の最新の名刺情報を自動で連携することにより、kintoneにおける顧客情報のデータ入力・更新の作業負荷を軽減するそうだ。
なお、「Sansan Data Hub連携プラグイン」は現在、阪急阪神不動産、阪急阪神ビルマネジメントですでに利用されている。グループ会社内での名刺情報の活用を目的として導入されたという。