2011年5月7日9:00
世界第4位の海外送金国がフィリピンである。世界銀行によると2010年のフィリピンへの送金額は210億ドルを超えた。そのうち40%は米国からの送金である。
世界第2位の送金サービス会社マネーグラムは、5月31日からフィリピン向けに新たな送金サービスを開始すると発表した。対象は米国内のフィリピン人。
マネーグラムの一般的なサービスはウォークイン型といわれ、支店窓口(エージェント)で送金や受領していた。今回のサービスはフィリピンの銀行口座へ送金できるというもの。
送金者は支店窓口かWeb(www.moneygramu.com)から直接受領者の銀行口座へ送金できる。まずはフィリピン最大の銀行BDO(Banco De Oro)とそのた19行で開始。今年中にはさらに36行を追加する。
わざわざ受領するために支店に出向く必要のない口座送金はフィリピン人のニーズとして徐々に高まっていた。この送金サービスは当日に受領できるというメリットがある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。