2024年3月27日22:12
ネットスターズは、ガーナで日本の方式を参考にした交通系キャッシュレス決済サービスの普及を目指すスタートアップ「TranSoniCa(トランソニカ)」をサポートした。
「TranSoniCa」は、日本で流通している非接触型ICカード技術を使ったキャッシュレス決済サービスを、ガーナで提供するスタートアップ企業です。ICカードの発行、専用端末を導入し、ガーナ大学を中心に、バスに加えて大学生協やカフェなど、大学周辺地域に普及し、総取引25万件以上を記録している。しかし、コロナ渦で収入が大幅に減少し、サポートを募っていた。
TranSoniCaの志と事業計画に、ネットスターズのミッションである「お金の流れを、もっと円(まる)く」との親和性を見出し、ネットスターズは「TranSoniCa」の運転資金の一部をサポートしたそうだ。「TranSoniCa」へのサポートを通じて、ネットスターズはガーナをはじめ、アフリカでのキャッシュレス決済普及による安全な決済の拡大、決済利便性の向上につながることを願っているとした。
なお、TranSoniCaの創業者でCEOのダニエル・クワンティ(Daniel Kwantwi)氏は、2018年にガーナからJICA主催のアフリカ青少年ビジネス教育イニシアチブ制度(African Business Education Initiative Scholarship)で来日し、東京大学農学部で修士号を取得した。日本で使われている交通系キャッシュレス決済サービスに衝撃を受け、ガーナで普及させたいと「TranSoniCa」を起業した。「TranSoniCa」のサービスはガーナ大学を中心に利用者・提携先店舗を増やしており、今後は、他大学・他エリアへと対応を広げ、交通機関向けキャッシュレス決済のプラットフォームになることを目指している。