2024年4月23日12:25
三菱 UFJ 信託銀行は、ミンカブ・ジ・インフォノイドの連結子会社であるミンカブソリューションサービシーズ(MSS)と、企業従業員の自律的な資産形成を促進・可視化し支援するデジタルアプリケーションの社内実証実験を開始した。
政府が掲げる「資産所得倍増プラン」においては、家計資産の貯蓄から投資へのシフトによる、企業の成長と家計の金融資産拡大を両立する好循環の実現が謳われ、NISA や iDeCo 等の税制優遇制度のわかりやすさ・利便性向上が推進されている。同時に、資産形成の重要性を浸透させ税制優遇制度の普及拡大を促す金融経済教育の充実が求められており、企業による社員への積極的な資産形成の働きかけが期待されているという。
三菱 UFJ 信託銀行は、企業従業員向けの金融経済教育を提供してきたノウハウを活かし、企業年金および税制優遇制度を活用した企業従業員の自律的な資産形成の実現と、企業による従業員の資産形成促進をサポートするサービスの実現を目指す。
その第一歩として、MSS 社の有するデジタルアプリケーション「ミンカブ・アカデミー」と同社の金融経済教育コンテンツを活用した社内実証実験を開始した。
今回の実証実験を通じ、企業の人的資本経営のトータルサポートを目指して、資産形成の枠に留まらない従業員のウェルビーイングとエンゲージメントの向上を支えるサービス開発に取り組むそうだ。
なお、ミンカブ・ジ・インフォノイドは、メディア事業・ソリューション事業の企業成長の両輪として事業を推進している。メディア事業において 1 億人規模の月間利用者数を、またソリューション事業においては 400 社を超える国内外金融機関のクライアントベースといったそれぞれの顧客基盤に向け、持株会社体制のもと、メディア事業を統括するライブドア、ソリューション事業を統括するミンカブソリューションサービシーズを通じ、AI・ブロックチェーン・NFT といった最新の Web3 技術も含め、新たなユーザー体験を実現するメディアサービスや、顧客課題の解決に資するソリューションサービスといった、サービス提供を行っているそうだ。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
金融分野(銀行、投資、証券、保険)のテクノロジー、マーケティング、最新動向の啓蒙ポータルサイト