2024年6月18日8:20
シティは、シティ・コマーシャル・バンク(CCB)部門の日本での事業開始を発表した。同事業の立ち上げは、各クラスターの主要な成長市場でCCB事業を立ち上げるというシティの戦略の一環となる。CCBは、シティのグローバルネットワークを活用しながら、顧客の戦略的ニーズに合った商品やソリューションを提供することで、日本の中堅企業の成長過程のあらゆる段階を通じて支援することに注力していく。
日本での事業展開は、日本の大企業やグローバルな多国籍企業を支援しているシティの日本における既存の銀行業務範囲を補完するものだ。シティはCCBを通じて、日本の中堅企業の成長意欲、日々の業務、国境を越えた金融ニーズに応えサポートしていく。日本でのCCB部門開設は、2023年フランス、アイルランド、2022年のドイツ、スイス、カナダでのCCB事業の新設に続くものだ。
CCBは、中堅企業に向けて、大企業に提供されるものと同等の金融ソリューションを、企業のニーズに合わせて提供する包括的な金融サービスだ。同事業では、貿易およびワーキングキャピタル、キャッシュマネジメント、グローバル・マーケッツ機能、キャピタル・マーケッツソリューション、およびアドバイザリー・サービスがなど多岐にわたってサービスを提供するという。CCBは、シティの90カ国以上に拠点を置くグローバルネットワークを活用することで、顧客の戦略的成長を促進することを目指す。
日本進出によって、CCBは、オーストラリア、中国本土、香港、インド、インドネシア、日本、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナムを含むアジアの12市場の顧客にサービスを提供する。
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Finance News Navi編集部
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