「ラグジュアリーカード」、他社と一線を画すプレミアムサービスで順調に成長

2024年10月16日9:00

ラグジュアリーカード(LC)は、日本で初めてMastercard最上位ブランド「World Elite Mastercard」を採用し、Mastercard Black Diamondをフラッグシップとして、世界80以上の特許を取得した日本初の縦型金属カードを発行している。エクスクルーシブな体験型優待サービスを提供するなど、他社と一線を画すプレミアムサービスを展開することで、カード会員数は7年で4.7倍に成長し、2023年の全体のカード利用額は昨対比170%と過去最高額を更新するなど、会員に支持されているそうだ。

Black Card I PR・デジタルセールス & マーケティング マネージャー 山田 紗季子氏

会員数は7年で4.7倍
経営層等から高い支持を受ける

LCは、2008年にアメリカの連続起業家スコット・ブラム氏が創業し、プレミアムカード市場に参入した。カードの種類は、Titanium Card(年会費 5万5,000円)、Black Card(年会費11万円)、Gold Card(年会費 22万円)に加え、2021年11月からは完全招待制の「Black Diamond(ブラックダイヤモンド)」(入会金は110万円、年会費は66万円)の発行を開始している(いずれの金額も税込)。

これまでの発行枚数は非公表だが、「7年間は継続して伸びており、今年も好調に推移しています」とBlack Card I PR・デジタルセールス & マーケティング マネージャー 山田 紗季子氏は話す。会員数は7年で4.7倍近くに成長しており、特に年会費が高いカードの入会が好調だ。通常のカード会社の場合、一般カードの人数が多く年会費が高まるごとに人数が減少するピラミッド型だが、「弊社はダイヤモンド型となり、Black Cardが一番多く、Gold Cardも人気で、2023年の入会者では2種のカードで全体の65%を占めています」(山田氏)。また、同社のカードは経営者層が多く保有するカードであり、7割弱の保有者はビジネスオーナーや会社の役員クラスだ。個人カードも経営者層などが保持しており、プライベートの決済と法人決済のどちらもアクティブに行われているため、必然と月の利用金額は高くなる。

また、2017年からはビジネスカードの発行を開始。現在、半数弱がビジネスカードとなるまで成長している。直近の入会件数もビジネスカードが個人カードを上回る。

ミレニアル世代の入会者が目立つ
メインカード化率の高さが特徴

LCは、エントリープロダクトから年会費が5万5,000円であるため、若年富裕層や経営者層にターゲットをフォーカスしている。山田氏は「2023年の入会者全体の7割が20~40代であり、年齢層もミレニアル世代の方々に集中しています。今後もさらに支持していただけるようにスピード感を損なわず、サービスを展開していきたいです」と意気込む。

また、メインカード化率は他社に比べ圧倒率に高いと自負している。山田氏は「LCはほぼメインカードとして使われている状況で、決済額も大きいです。その大きな理由として、税金や公共料金の支払いでもポイントが還元されます。他社のカードは交通系電子マネーのチャージではポイント還元がされなかったり、還元率が徐々に低下するケースも目立つが、LCで決済していただくとポイントが貯まるため、メインカード化や退会率の抑止につながっています」と差別化要素を述べる。

また、他社のように小額決済にフォーカスせずともメインカード化ができているそうだ。Mastercardブランドとして国内外のさまざまな加盟店で利用でき、金属製カードのワクワク感があるため、日常生活でカードを出す機会が多いという。今後は金属製カードとしてタッチ決済に対応していく。

コミュニティの創出力が強み
オンラインコミュニティ「LC Circle」展開

同社がパイオニアだと感じているのはコミュニティの創出力だ。オフラインでは月に1回LC会員同士が交流するネットワーキングイベント「ソーシャルアワー」を開始している。会員は、人脈やビジネスにつながる出会いを創出できる。実際に、同イベントをきっかけにビジネスが立ち上がるケースもある。特別な場所を貸し切って開催する取り組みを頻繁に実施。昨年からは、ビジネス、アート、食など、テーマ別の開催も行っている。それにより、共通の趣味を持った人同士のつながりを生み、初めての参加者も増えた。なお、人気のコンテンツは早期に埋まるため、抽選で参加してもらえるように工夫している。

2024年3月には、会員だけが入会できるエクスクルーシブなオンラインコミュニティ「LC Circle」を開始。全国の経営者がスレッド上にコメントや返信をして、ナレッジの共有ができる。山田氏は「月間の利用率を示すMAU数値も安定的に高く、情報感度の高い若年経営者層が情報交換を行う場として、カード業界では最も活気のあるコミュニティであると自負しています」と強調する。

LC会員の特徴として、新サービスへのリアクションが早く、エンゲージメントが高い。山田氏は以前も付加価値を売りとするクレジットカード会社に所属していたというが、「マーケティングコミュニケーションの開封率、アップグレードの返信率は他社に比較にならないほど高かったです」と違いを述べる。

「LUXURY CARD公式アプリ」の配信についてもスピード最優先で、プッシュ通知で限定優待を週に2本、年間100近い案内を行っている。先着〇名、数量限定〇個、限定コラボレーションのスイーツなど、限定コンテンツはすぐ完売することも多い。優待サービスで提供する差別化された世界観がロイヤリティ向上につながっている。アプリのダウンロード率の高さも特徴となる。

なお、同社として、ソーシャルアワーや限定コンテンツの販売などの付帯サービスでの収益は想定していないそうだ。

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