スマートリング「EVERING」が完全キャッシュレスの「大阪・関西万博」で手ぶら決済を訴求、早期の100万ユーザー獲得を目指す

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2025年9月12日8:30

Visaのタッチ決済に対応したキャッシュレス決済機能付きスマートリング「EVERING」を開発・販売するEVERINGは、2025年10月13日まで開催されている大阪・関西万博会場内の「デジタルウォレットパーク」で、EVERING公式SNS用コンテンツの撮影を行った。同社は、「キャッシュレス決済・EXPO 2025 デジタルウォレットサービス」にゴールドパートナーとして協賛しており、開催前には4万個のEXPO 2025 デジタルウォレット特別仕様のEVERINGをプレゼントした。また、大阪・関西万博特別仕様の「EVERING EXPO BLACK」を販売開始している。大阪・関西万博で代表取締役CEO 川田健氏がEVERINGの現在の状況や今後の取り組みについて記者の質問に答えた。

EVERING 代表取締役CEO 川田健氏。大阪・関西万博会場内の「デジタルウォレットパーク」にて

大阪・関西万博でスマートリングの利便性を訴求
4万個の特別仕様のEVERINGをプレゼント

――大阪・関西万博はデジタル社会の発展や新しい技術を体験することもテーマに挙げられているが、期待されることを聞きたい。
川田:大阪・関西万博は、人々が体験したことのない初めての技術や未来のビジョンを感じる場でもあります。我々は世界初のスマートリング「EVERING」を販売させていただいており、充電が不要で決済ができ、かつ電車にも乗れます。口で言うのは簡単ですが、実際にやっていただくと「おぉっ!」と感じることができる場所です。大阪・関西万博は世界初の完全キャッシュレスの大規模イベントをうたっていて、どこに行っても我々のリングで決済できますが、体感できる場所があることはありがたいことですし、逆に大阪・関西万博にとっても世界初の体験がここからスタートして発信できることは、お互いにシナジーがあります。

――4万人に事前にリングを配布されたが、具体的にどのように会場で体験してもらいたいか?
川田:一回決済していただくことが一番利便性を感じていただけます。自動販売機もすべてVisaのタッチ決済に対応していますので、大阪・関西万博にいる間は当たり前のようにEVERINGで決済していただく体験をしていただけます。

大阪・関西万博会場内の「デジタルウォレットパーク」での支払い

10万人近い利用者に広がる
鉄道での利用開始で日常利用が加速

――現在のEVERINGの成長や逆に課題についてはいかがか。
川田:10万人に近い数万人までユーザーに体験していただいています。課題はいくつかありますが、リングでVisaのタッチ決済で支払えることの認知が1つです。

――JR西日本以外の関西の私鉄は全駅・全線(※大阪メトロ、阪神・阪急、近鉄、南海、一部駅は除く)で利用可能となったが、それによって利用は伸びているか?
川田:JR西日本さん以外の関西の私鉄は(一部駅は除く)全駅・全線で乗れますが、電車での利用はかなり伸びています。EVERINGで電車に乗れるのは非常に体験として大きいです。電車を使うことで日常の1つのきっかけになり、ほかでも決済をしていただけるようになればいいですね。

――JR西日本に加え、関東ではJR東日本がタッチ決済(EMVコンタクトレス)を導入していない。JRでスタートすればかなり利用は伸びるとみているか?
川田:例えば、福岡のエリアでは、JR九州さんの主要な駅(※1)でEVERINGが使えます。また、福岡市営地下鉄と西日本鉄道が対応されています。すでにJRも導入されている地域がありますので、導入が増えればいいと思います。
※1 鹿児島本線:門司港駅~久留米駅の全駅、香椎線:海ノ中道駅(福岡エリア 合計50駅)、指宿枕崎線:鹿児島中央駅~指宿駅の全駅(鹿児島エリア 合計18駅)、日豊本線・久大本線:別府駅~大分駅~由布院駅(大分エリア 合計16駅)

「2025年 大阪・関西万博」オリジナルモデルEVERING EXPO BLACKも発売(販売終了)。また、ヨドバシカメラ・ビックカメラ・ヤマダ電機主要店舗でも販売を開始している

関西圏での認知も高まる
大阪・関西万博特別仕様のリング販売

――関西圏での認知度の高まりについてはいかがか?
川田:特に関西圏は大阪・関西万博が始まる前にテレビCMを打たせていただいたこと、私鉄で使えることにより、購入していただかなくても「どこかでみたことがある」という声はいただけており、認知度を高めることができました。

――大阪・関西万博協賛の成果や加盟店での利用に関してはいかがか?
川田:我々のユーザーの半分くらいを大阪・関西万博で獲得されていますので、全決済額の半数ほどとなっています。日常使いされる飲食、小売りの中でもコンビニエンスストア以外のスーパーやドラッグストアが伸びています。1回あたりも大きい金額が利用されています。

――大阪・関西万博は国際的なビジネスの場になる。
川田:グローバルで活躍されている海外アーティストの事務所から万博で採用されているリングに興味をお持ちいただき、日本限定のグッズが作れないかというお問い合わせをいただきました。タイムラグが短かった関係から実現には至りませんでしたが、ビッグアーティストから注目をいただけました。

――大阪・関西万博特別仕様のリングである「EVERING EXPO BLACK」の販売は好調か?
川田:おかげさまでいろいろなところで販売していますが、好調です。我々のメインのリングよりもお安い価格帯で販売していますが、記念グッズという意味でも購入意欲が高いです。

大規模フェスでの手ぶら決済推進
海外利用や上限金額アップなどの機能を準備

――今後もこういったイベントで協賛したいという思いはあるか?

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