2022年5月31日16:44
凸版印刷とEVERING(エブリング)は、2022年3月に資本業務提携契約を締結した。凸版印刷は2022年5月31日より、リング型決済・ID認証デバイス「EVERING(エブリング)」を、入退室管理や勤怠管理など自社のセキュアサービスと組み合わせて販売開始する。
両社は今後、不動産、セキュリティ、自動車、教育、エンターテインメントなどの各業界向けに、「EVERING」を活用した新しいサービスを開発、提供していく。さらに、バイタルデータを取得できるリング型デバイス(開発中)を活用し、ヘルスケア分野においても新サービスの開発を目指す。
EVERINGは、Visaのタッチ決済ができるスマートリング「EVERING」を2021年に日本で初めて販売し、タッチレス決済に加えID認証によるドアの施錠・解錠などへ機能を拡張することを目指している。
一方、凸版印刷は、ICカード事業における豊富な経験を通じて、暗号、認証および不正アクセス防止など、業界最高水準のICカードセキュリティ技術を培ってきた。
同提携により、リング型デバイスとしての携帯性に、個人情報を安全に扱うセキュアな運用体制と電子鍵をデジタルデータとして取り扱う暗号化技術が加わる。
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ペイメントナビ編集部
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