2026年1月23日10:53
TOPPANデジタルは、IoT機器向けセキュアソリューションとして、セキュアエレメント「Edge Safe」とIoT機器とクラウドの安全な通信を実現する「セキュアアクティベートサービス」を提供している。

このほど、「Edge Safe」と「セキュアアクティベートサービス」に、量子コンピューターでも解読が困難とされる耐量子計算機暗号(Post-Quantum Cryptography、以下 PQC)への対応機能を搭載した。2026年1月21日より、スマート家電、製造機器、インフラ設備、医療機器などの長期間利用されるIoT機器を扱うメーカーや業界に向けて、量子コンピューター時代でもセキュアに利用できるIoTソリューションとして提供開始した。
今回、IoT機器に組み込むセキュアエレメント「Edge Safe」では、現行暗号の認証に加え、PQC処理機能を追加し、IoT機器と接続先との認証から暗号通信までを全てPQCで扱うことができるようになるという。また、IoT機器と接続するクラウドへの通信を実現する「セキュアアクティベートサービス」に現行暗号とPQCの両方に対応できるハイブリッド証明書を搭載し、既存の暗号資産を活かしながらPQCへの安全かつ段階的な移行を可能にするそうだ。
近年、膨大な計算能力を持つ量子コンピューターが実用化されることで、インターネット上のサービスの暗号技術である公開鍵暗号が容易に解読される可能性が指摘されている。このような将来的な脅威に備え、米国政府機関の国立標準技術研究所(NIST)がPQCの標準化を推進するなど、セキュリティ対策が世界的に加速している。特に、長期間利用されるIoT機器においては、暗号鍵や証明書の盗聴・改ざん、さらに将来的に行われるハーベスト攻撃といった潜在的な脅威から、長期間のセキュリティを確保することが急務となっているそうだ。セキュリティを確保しながら、PQCへの移行を成功させるには、新旧の暗号を並行して安全に利用できる暗号の俊敏性(クリプト・アジリティ)の確保が不可欠だとした。TOPPANデジタルは、こうしたセキュリティ環境の変化に対応するため、これまでPQCに対応したICカードシステムの開発や通信環境の実証を進めてきた。これらの取り組みのノウハウ・知見を活かして、今回、自社で提供する2つのソリューションにIoT機器の認証から通信を保護するPQC対応を実装した。IoTサービスを量子コンピューター時代においても継続利用できる基盤の提供により、PQCへの早期移行を支援するという。
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