2026年5月29日8:34
Adyenは、日本発の菓子メーカーであるシャトレーゼのシンガポール事業会社であるCHATERAISE (SINGAPORE) PTE LTDに、同社の決済プラットフォームの採用が決まったと発表した。シンガポールのフランチャイズ加盟店オーナーは開業してすぐに、Adyenの決済プラットフォームを利用できるようになる。これにより、各加盟店オーナーの負担を軽減するとともに、顧客サービスの向上を支援するという。
シャトレーゼは、菓子専門店「シャトレーゼ」を日本国内で895店舗(YATSUDOKI含む)、海外7カ国163店舗展開する菓子メーカーだ。シンガポールでは、CHATERAISE (SINGAPORE) PTE LTDを立ち上げ、現在フランチャイズも含め、計37店舗を展開している(2026年5月1日時点)。
シャトレーゼは、現在展開する店舗の約90%がフランチャイズ店舗であり、シンガポールでも直営3店舗を除く34店舗が各フランチャイズオーナーに運営されている。これまでは、各オーナーがそれぞれ個別に現地の金融機関や決済事業者と契約を行っていたため、各加盟店によって顧客が利用できる決済手段が統一されていなかった。
今回、Adyenでは、1つの決済プラットフォームで「課題解消」と「サービス向上」を支援するという。当初、Adyenはシンガポールの南洋理工大学構内にある無人店舗1店舗でのみ導入されていたが、その実績とリレーションを背景に、今回同国内で展開している残り36店舗への導入が決まった。
また、今回の導入により、今後シンガポールでフランチャイズ加盟店を開業する際には開業時点からAdyenの決済プラットフォームを利用できるようになる。これによりオーナーが個別に金融機関や決済事業者と契約を行う必要がなくなり、店舗開業時におけるオーナーの負担が軽減される。併せて、新規店舗の決済導入期間が従来の10日間から3日に短縮される。また、Adyenの決済プラットフォームにあるTerminal Fleet Manager機能を通じて、決済端末のアップデートやトラブルシューティングを本部で一括で行えるようになり、現場の手間をかけず常に端末を最新かつ安全な状態に保つことができるとした。
今回のAdyenの決済プラットフォームにより、電話注文と実店舗の決済データを統合し、チャネルを横断した顧客理解を実現するそうだ。決済端末「S1F2」による顧客識別技術を活用することで、顧客がカードをかざすだけで、スムーズな識別と購買履歴の紐付けが可能になる。また、過去の購入履歴に基づき「前回のお菓子はお口に合いましたか?」といったパーソナライズされた声掛けができる環境を全店舗で実現できるそうだ。デジタルの力で決済を「事務的な手続き」から「心を通わせる接客の機会」へと進化させ、ブランド体験の価値を高める。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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