2026年9月9日7:32(JST)
【日本】エム・ピー・ソリューション(日本・東京)は、ベイシアが運営する「オトナリマート伊勢崎下道寺店」(群馬県伊勢崎市)のコーヒー自販機2台に、キャッシュレス決済端末「IM10」およびTOPPANと共同開発したマーケティングサービス「ジハトク」を導入した。同店がオープンした2026年2月25日の運用開始から数か月を経て、顧客利便性や販売オペレーションの向上といった導入効果が実証されたという。

ベイシアでは、「オトナリマート伊勢崎下道寺店」のオープンに合わせてセルフ式カウンターコーヒー自販機の導入を進めていましたが、従来店舗では、コイン投入式のコーヒー自販機を取り扱っていた。硬貨を持っている人はそのままセルフでコーヒーを購入できるが、キャッシュレス決済を希望する人は、有人レジでコインを購入するスタイルとなっていた。
同社は以前より「現金とキャッシュレス決済の併用」を希望していた。しかし、自販機仕様上の制約(いずれか一方しか選択不可)や当時の現金利用率の高さから、やむなくコイン投入式自販機を選択・運用してきた経緯があった。
そうした中、従来使用していたコイン投入式自販機のメーカーによる販売終了を受け、後継機として「完全キャッシュレス対応」の自販機への刷新が検討された。
キャッシュレス派の顧客は、コーヒー1杯のために通常のレジ列に並ぶ必要があった。さらに、同店のレジシステム上、一部の主要な決済ブランドに対応していないため、「普段利用しているキャッシュレス手段でコーヒーだけをサッと買いたい」という顧客ニーズに応えられないことが課題だったという。
完全キャッシュレス対応の自販機に刷新することで、キャッシュレスが利用できない人や、「従来通り現金で支払いたい」という顧客に対応できなくなるため、「現金とキャッシュレス決済の両立」をどう実現するかが新たな課題となっていた。
さらに、キャッシュレスで購入する顧客を有人レジで対応することがレジ混雑の一因となっていたほか、自販機本体での現金管理負担や防犯面の懸念、価格変更への対応が困難という課題があった。また、自販機の完全キャッシュレス化に伴い、「現金派の顧客が購入できなくなる」という機会損失を防ぎつつ、現場スタッフのオペレーションを複雑化させない仕組みづくりが求められていた。
「レジ列に並ぶストレスやキャッシュレス決済の制約」と「完全キャッシュレス機における現金派への対応」という両方の問題を同時に解決するため、主要な決済ブランドをすべてカバーする決済端末「IM10」と「ジハトク」を組み合わせたハイブリッドな決済環境を構築した。
コーヒー自販機に搭載された「IM10」により、レジ列に並ぶことなく、さまざまなキャッシュレス決済でスピーディーなセルフ購入が可能になった。
また、現金利用者は、有人レジで現金を支払い、レジスタッフから使い切り型の「ジハトク」紙クーポン(QRコード)を受け取る。その後、自販機横の決済端末「IM10」にQRコードをかざすだけで商品を購入できる。
さらに、キャッシュレス派の顧客が自販機側で直接購入を完結できるようになったことで、レジ混雑が緩和されると同時に、自販機本体での現金管理負担や盗難リスクが解消されたほか、決済端末「IM10」の導入により価格変更にも柔軟に対応できるようになった。また、現金派の顧客へも「ジハトク」というシンプルなオペレーションで対応を統一できる。(paymentnavi 編集チーム)














