2026年10月18日7:00(JST)
【日本】西日本鉄道(西鉄)とニモカ(日本・福岡)、三井住友カード(東京)は、2026年10月16日付で、「キャッシュレス推進およびデータ利活用に関する包括連携協定」を締結した。

西鉄グループは、福岡・九州を基盤に、鉄道・バスをはじめとするモビリティネットワーク、沿線の商業施設・不動産・ホテル・スーパーマーケットなどの生活インフラを展開し、各事業で培ったノウハウとともに、多様な顧客接点を有している。長期ビジョン「まち夢ビジョン2035」のもと、第17次中期経営計画(2026~2028年度)において、沿線まちづくりの深化と交通・生活サービスにおけるデジタル・データ活用を掲げ、バス・鉄道におけるキャッシュレス決済の利用促進や、交通系ICカード「nimoca」(以下、nimoca)の利便性向上に取り組んでいる。
三井住友カードは、SMBCグループのペイメント事業の中核企業として、個人向け総合金融サービス「Olive」、加盟店向け決済プラットフォーム「stera」、公共交通機関向けソリューション「stera transit」等を展開し、キャッシュレス決済を通じて培ったノウハウやデータ活用の知見、多様な顧客接点を有している。決済を起点とした新たな価値創造に取り組むとともに、地域経済の活性化や持続可能な交通・まちづくりへの貢献を目指している。
3社は、西鉄の沿線ネットワーク・地域基盤、ニモカの交通系ICカード利用データ・顧客基盤、三井住友カードが有する決済・デジタル領域の知見を融合することで、福岡・九州における新たな地域価値を創造し、暮らす人・訪れる人すべてにとって「居心地よい幸福感あふれる沿線・まち」の実現を目指し、同協定を締結した。
西鉄グループは、高速バスおよび一般路線バスの一部において実証導入を進めてきた「stera transit」を活用したクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービス「クレカ乗車」について、本格導入へ移行することを決定した。既存の導入車両161台に加え、2028年度を目途に福岡都市圏の約1,300台へ導入を拡大し、キャッシュレス化の取り組みを推進している。同取り組みにより「シームレスな移動環境」、「業務負担およびコスト削減」を実現していく方針だ。
西鉄電車においては、すでに全駅で「クレカ乗車」を導入しているが、今回、西鉄バスへ導入を拡大することで、電車とバスの乗り継ぎにおいてもシームレスな移動環境を実現するなど、さらなる利便性向上を図る。交通系ICカードを持たない人や訪日外国人旅行者など、多様な利用者にとって、より分かりやすく使いやすい公共交通サービスの提供を目指す。
また、「クレカ乗車」の展開により、運賃収受時における運転士の現金取扱い業務の負担軽減を図るとともに、管理者による釣銭準備・回収、集計・精算等の業務負担およびコストの削減も推進していくという。
また、西鉄電車において、2026年11月16日より、「クレカ乗車」のさらなる利用促進に向け、「乗車ポイント」としてVポイントが貯まるサービスを2年間の実証実験として新たに開始する予定だ。同施策により、V会員(Vポイントを利用している人)は、西鉄電車で「クレカ乗車」を利用すると、従来のクレジットカード等の決済で貯まる「決済ポイント」に加え、運賃に応じて200円(税込)につきVポイント1ポイントを「乗車ポイント」として獲得できるようになる。
これらの取り組みを通して、「クレカ乗車」の利用拡大を図るとともに、交通系ICカード「nimoca」との共生により、多様な人に快適な移動体験を提供していきたいとした。(paymentnavi 編集チーム)















