2011年10月15日9:00
モバイル業界や決済業界で、いまもっとも注目を集めているのはGoogleWalletであろう。スマートフォンをおサイフケータイ代わりに使え、いままでの決済手段にはない新しい体験を創出しようとしている。
GoogleWalletによってMasterCardは国際ブランドとして先進的なイメージをアピールしている。クレジットカード発行者のシティバンクも同様だ。
ニューヨークとサンフランシスコでの実証実験を経て、商用化のステージにはいったが、GoogleWalletを使える場として、オフィスマックス(OfficeMax)が名乗りをあげた。
ニューヨーク、シカゴ、ロサンジェルス、サンフランシスコ、そしてワシントンDCのオフィスマックス100店舗強に、GoogleWalletが使える決済端末を導入することになった。
オフィスマックスはGoogleWalletを使って、ショッピング支払いやクーポン利用を簡単にできるようにする。とともに、ポイントプログラムMaxPerksのポイントも獲得できるようになる。
オフィスマックスは世界が注目するGoogleWalletへの早乗りで、先進的なイメージをアピールできる。その宣伝効果は世界規模だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。