2026年11月8日7:00(JST)
【日本】クレジットカード「Nudge」を展開するナッジと、TISインテックグループのTISI(いずれも日本・東京)は、このほど、基本合意書を締結し、カード発行に必要な機能や運用基盤をサービスとして利用できるナッジの「クレカ as a Service(CCaaS)」(以下:CCaaS)を活用したカード事業における協業を開始した。第一弾として地域金融機関向けメニュー「CCaaS for Regional Banks」を2026年11月5日から提供開始する。

同協業において、ナッジは「CCaaS」、カード事業運営ノウハウ、若年層向け提携クレジットカードの展開を通じて培った会員獲得・利用促進・エンゲージメント向上の知見を提供する。TISIは、豊富なカード決済システム導入実績に基づき、カード事業の企画・提案および導入支援を行う。
両社の強みを活かし、クレジットカードを起点とした若年層や地域を超えた顧客(以下、域外顧客)との接点創出、既存顧客基盤を活用した金融・決済サービスの拡張、既存システムに依存しないカード事業基盤の構築など、各ニーズに応じたカード事業の立ち上げを柔軟かつ迅速に支援する。
具体的に、「CCaaS for Regional Banks」は、ナッジの「CCaaS」を活用した地域金融機関向けメニューで、カード発行、専用スマートフォンアプリ、口座開設連携、カード運用業務などを一体的に提供する。また、地域金融機関ごとに用意する専用スマートフォンアプリ内に、銀行口座開設Webサイトやアプリへの導線を標準で組み込むことで、従来の「銀行口座保有者へクレジットカードを案内する」流れを転換し、地域やIPに関心を持つ顧客によるカードの申し込みや利用を起点に、銀行口座開設へつなげる新たな顧客獲得モデルの実現を目指すという。
地域の小売企業、自治体、大学、スポーツチーム、飲食店に加え、地域を舞台とするアニメ・漫画などのIPと連携したクレジットカードを1枚から柔軟に発行可能だ。小規模から開始できるため、地域金融機関は事業性や顧客の反応を確認しながら、段階的に発行規模や施策を拡大でき、地域のファン層や全国の推し活層に効果的なアプローチができる。
また、地域金融機関ごとの専用スマートフォンアプリに、口座開設Webサイトやアプリへのスムーズな導線を標準搭載。地域、スポーツ、エンターテインメントなどに関心を持つ若年層や域外顧客へクレジットカードを提供し、カードの申し込みや利用を起点として口座開設へ誘導することで、従来とは異なる新規顧客・預金獲得の仕組みづくりを支援する。ナッジの推し活カードの実績では会員の85%を域外顧客(県外顧客)が占めたケースもあり、地域金融機関の従来の営業エリアを超えた全国の新規顧
将来的には、地域金融機関に限らず、若年層をはじめとするデジタルネイティブ層との新たな接点を創出したい企業、顧客基盤やファンコミュニティを活用して顧客生涯価値(LTV)向上や新たな収益機会の創出を目指す企業、既存システムへの影響を抑えながら、別基盤で新たなカードサービスを立ち上げたい企業などに対しても、ナッジの「CCaaS」を活用した提案を進める。
また、「CCaaS」を通じて低コスト・短期間でカード事業を立ち上げ、事業性等を検証した上で、自社で本格的にカード事業を開始したい企業に対しては、TISIの「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」を提供する。「CCaaS」で得られた事業検証結果や運用ノウハウを踏まえて、必要な機能・業務要件を段階的に拡張することで、「CCaaS」から「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」へ円滑に移行できる仕組みを整える。これにより、事業の成長に合わせた段階的なカード事業の拡大を実現するとともに、事業戦略に応じたシステム構築や、それに付随するさまざまな業務を包括的に支援していく。(paymentnavi 編集チーム)














