2011年12月9日12:00
ボードウォークは、現在国内で提供しているケータイ電子チケットサービス「ticket board(チケットボード)」の海外展開を、2011年12月10日から開始すると発表した。
ticket boardは、チケットの申込みから支払い、発券、入場まで、携帯電話だけで済ますことができるサービスとして、2010年5月からスタートした。すでに50万枚のチケット販売実績があり、海外のチケット販売における初年度の目標はticket board売上全体の2~3%を目指している。
従来のチケット販売方法だと、チケット購入者のデータの把握は可能だが、同伴者や落選者の場合は難しく、公演来場者すべての情報をデータベース化することは不可能だった。ボードウォークの調査によると、チケット購入者は平均1人2枚購入することがわかっており、チケット購入者以外の顧客情報を管理することが大切であるという。ticket boardは電子チケットを採用することで、来場者が電子チケットダウンロード時に行う会員登録により、すべての来場者データを取得し、一元管理が可能だ。これにより、公演に興味を持つすべてのファンに対して、公演前後を通して、属性に応じたプロモーション展開、デジタルコンテンツなどの配信、グッズの販売に至るまで、従来の販売にとどまらない新しいプロモーションを可能にしたという。また、おサイフケータイやQRコードを利用し、携帯電話がそのままチケットとなるため、チケットの転売を防ぐことができる。
ticket boardの最初の海外展開として、2012年2月にさいたまスーパーアリーナで開催される総合格闘技UFCの日本大会での取り扱いがすでに決定している。