2011年12月5日15:54
電通やNTTドコモなどが出資するボードウォークは、2011年12月2日、NFC(Near Field communication)の研究およびチケット関連のアプリケーションの開発を開始すると発表した。
同社では、エンタテインメントビジネスの新しいチケットサービスとして、ケータイ電子チケットサービス「ticket board(チケットボード)」を提供している。ticket boardは、おサイフケータイ機能(FeliCa)を利用することで携帯電話を講演入場時のチケットとする仕組みを採用しているが、おサイフケータイ非対応端末を使用するチケット購入者にはQRコードを利用して発券している。ボードウォークでは、国内でのサービス展開に続き、海外でもおサイフケータイ同様の発券を可能にするため、将来のticket boardの核となる通信方式としてNFCへの対応が必須であると考えた。
NC対応により、ticket boardの利用をスムーズにすることができ、国境を越えたサービスの提供を実現し、将来的なサービス向上を目指すという。
また、同社ではこの研究開発を開始するにあたり、出資を受けているNTTドコモにより、NFCにおけるチケッティング分野の仕様策定支援、デバイス側のアプリケーションの開発支援、サーバ側のアプリケーションの開発支援に加え、それらのグローバルにおける広報宣伝協力やセールス協力、これらを達成するために有効と思われるパートナー企業の紹介などの支援を受けるという。