2012年2月29日9:00
米国人はクレジットカード負債をここ1年で大きく減らした。米個人信用情報センターのエキファックス(Equifax)の調査からわかった。
クレジットカード負債を2010年第4四半期と2011年第4四半期でくらべると、主要都市で大きく減少した。州別にみると、フロリダ州、ルイジアナ州、ワシントン州、カリフォルニア州の減少が大きい。
都市で最も大きく減少したのはフロリダ州Port St. Lucieで23.59%ダウン。ついでフロリダ州Ocalaが20.97%、ワシントン州Bremerton-Silverdale20.62%となっている。
クレジットカード負債は2010年第4四半期から継続して減少している。住宅ローンやオートローンなども含めた消費者のクレジット負債のピークは20008年10月。残高は12.4兆ドルあった。それが2011年末には11%減少している。
それでもクレジットカードだけで8,000億ドル強(64兆円)の負債を抱えている。負債を減少させているとはいえ、まだまだクレジットカード負債に頼る生活からは脱却しきれないようだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。