2012年3月28日9:00
空中から舞い降りて地上作戦を展開するPayPalが、スマートフォンやタブレットを決済端末にするソリューションを発表した。その名は「Here:ここ」である。
この市場では、Squareが先鞭をつけ、ベリフォンやインチュイットが追随。中小のベンチャーが世界中で同様のソリューションをつぎつぎに発表している。
そこに割って入ったのがPayPal。PayPal見参、ここにPayPalあり、ということから「Here」と名づけたのだろうか。PayPal Hereのカードリーダやアプリケーションは無料だ。
先行するモバイル決済ソリューションとの違いは、世界中で展開するソリューションだということ。SquareやインチュイットのGoPaymentは、米国だけで展開している。
現在はテスト段階だが、米国、カナダ、豪州、香港の特定加盟店で利用がはじまった。4月にはこれらの国の全加盟店で利用できるようにする。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。