2012年3月30日9:00
クレジットカード以外の手数料収入拡大を狙って、Amexはプリペイドカードを積極推進している。その戦略のひとつが、提携カードである。
ウォルマートとの提携につづき、今度はオフィスデポと提携した。オフィスデポにとって、リチャージ型プリペイドカードを発行するのははじめてとなる。
Amexのプリペイドカードはリチャージ型で、月間手数料や口座維持費用は不要。審査や銀行口座も必要ない。顧客囲込みを狙うオフィスデポにとって、多くの顧客にマーケティングできるというメリットがある。
まず特定のオフィスデポでテストした後、全米1,100店舗に拡大する。利用者はオフィスデポで使えるほか、世界中のAmex加盟店で利用できる。
リチャージ型のプリペイドカードには、給与をチャージすることも可能。月間の上限は5,000ドルだ。
カード保有者には、付帯サービスとして購入保険、ロードサイドアシスタンス、グローバルアシスタンスなどがつく。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。