2012年5月1日8:00
イオンと京都市は、2012年4月28日、地域活性化包括連携協定を締結すると発表した。
今回の協定の目的は、イオンと京都市が相互に緊密に連携することにより、双方の資源を有効に活用した協働による活動を推進し、京都市の一層の地域の活性化および市民サービスの向上に取り組むこととなっている。
同協定により、イオンと京都市は、世界でも有数の文化観光都市・京都の文化芸術の振興や、文化財等の歴史的資産の保存活用、観光振興、京都産品の販売促進、ならびに電子マネー「WAON」の活用など7項目について両者で協力し、さまざまな取り組みを進めていく。
同協定の取組みの第一弾として、2012年4月28日から、世界遺産・二条城の国宝「二の丸御殿」をデザインした「京都・二条城WAON」を近畿エリアの「イオン」や京都市内の「KOHYO」など、2府3県の約80店舗で販売をスタート。6月初旬より全国のイオンで販売を行う。発行手数料は1枚300円で、カードの販売目標は 初年度3万枚となっている。
京都市では、2011年度からおよそ20年の歳月をかけ、日本のみならず世界共通の財産である世界遺産・二条城を次代へ保存・継承していくため、1603年徳川家康築城以来の二条城本格修理事業が行われている。
イオンでは、京都・二条城WAONカードが、全国約14万2,000箇所のWAON加盟店で利用された場合、その利用金額の一部を「世界遺産・二条城一口城主募金」に寄付し、二条城本格修理事業に役立ててもらうという。