2012年5月28日18:30
三菱UFJニコスは、2012年5月28日開業のリゾートホテル「ザ・リッツ・カールトン沖縄」を運営するホスピタリティシステムズと提携し、携帯情報端末「iPod touch」を使い、クレジットカードおよび銀聯カードに対応できるカード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」の導入で合意し、同施設オープン時から取り扱いを開始したと発表した。
今回の導入は、iPod touchを用いて施設内のWi-Fi(無線LAN)に接続する仕組みとなる。ペイメント・マイスターは、カード情報が端末に残らない設計となっており、時と場所を選ばずに安全な処理が可能であるという。
ザ・リッツ・カールトン沖縄は、「ザ・リッツ・カールトン」の国内初のリゾートホテルである。今回の開業において、施設内のスパ、レストラン、ロビーラウンジなど、フロント以外での代金受領に同システムの採用を決定した。同システムにより、客室やロビー等でのチェックイン手続きも可能となった。
具体的な利用方法は、まずホテルの従業員がiPod touchに専用カードリーダを装着し、顧客のカード情報を読み込んで金額などをタッチパネルに入力する。その後、モバイルプリンターから出力したレシートに顧客がサインを行う流れとなる。
なお、ペイメント・マイスターは、iPhone/iPod touch/iPadをカード決済端末に転用するシステムで、三菱UFJニコスとフライトシステムコンサルティングが共同で開発し、2010年9月に市場に投入した。すでに、同システムは、店舗外の催事やイベント販売のほか、レストラン、タクシー、旅行会社などで利用されている。