2012年7月31日13:46
ジャパンシステムは、このほどスカイコムと代理店契約を締結し、2012年7月31日から、スカイコムのマルチベンダ対応認証印刷ソリューション「SkyAgent Secure Print」を販売開始すると発表した。
SkyAgent Secure Printは、ドキュメントや帳票を印刷する際にICカードによる認証を行い、印刷物の放置、混在、盗み見や盗難による情報漏えいを防止する。また、誰が、いつ、どこで、何を印刷したかをPDFイメージとして記録し、情報漏えい時の発生源の特定および追跡を容易にするという。マルチベンダ対応により、既存のプリンタ/複合機をそのまま利用でき、認証に利用するICカードも既存の社員証、入退室カード、交通系ICカードなどを流用することが可能だ。
一方、印刷物に関するコスト削減は、あらゆる企業で関心の高いテーマであり、用紙やトナー、プリンタに要するコストは、500人以上の企業で年間に数千万円に上るとも言われている。SkyAgent Secure Printでは、印刷時の本人認証やログ取得を行うことでユーザに無駄な印刷をさせない環境を提供し、印刷コストを30%から50%程度削減するという。また、部門・個人ごとの印刷実績を確認することも可能だ。
価格は、エントリーパック(Master Serverライセンス+Secure Printer Serverライセンス+Printerライセンスx10)が198万円(税別、オプション別)となる。
ジャパンシステムは、SkyAgent Secure Printと自社開発のICカード認証PCセキュリティソリューション「ARCACLAVIS」シリーズとを組み合わせることで、一枚のICカード社員証/職員証を用いて、PCとプリンタというオフィスにおける情報漏えいが発生しやすいポイントに一貫性のある情報漏えい対策を提供する。この相乗効果により、今後3年間で5億円の売上を目指す。