金融サービス認知にモバイルゲーム(カードBizと僕の勝手気ままログ)

2012年8月6日9:00

金融機関はモバイルバンキングサービスを一般の人に知ってもらい、利用してもらうために、絶え間ない努力をしている。

金融機関を利用するかしないかは、いまやモバイルバンキングサービス品質にかかっている、といっても過言ではない。

米金融機関のINGは、金融ノウハウを消費者に啓蒙するため、有名なモバイルゲームを採用した。ゲームアプリケーションの名前は「ストラクト(The Struct)」である。名前からわかるように建築がテーマだ。

INGによると、全米のゲーマーは1億4,100万人。それに対して、引退後の貯蓄などをしている人は6,100万人しかいない。

調査の結果、スマートフォン利用者で年齢に関係なくもっともダウンロードされているアプリケーションはゲームだった。iPhone利用者は月間平均14.7時間もゲームをしている。ということでゲームを取入れて金融ノウハウを身につけられるようにした。

もし毎日5分でも10分でもゲームを楽しみながら、投資の基本を理解してもらえればうれしい。そうINGは考えた。

金融関連のゲームは一般的に堅くておもしろくないものだが、INGのモバイルゲームは思い通りに優良顧客をつかまえられるだろうか。

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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。

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