2012年9月5日20:39
NECネクサソリューションズは、このほど全国各地で導入実績を持つショッピングセンター向け売上管理サービス「SC-SaaS(エスシー・サース)」の機能を強化し、販売を開始しました。クレジットカード情報処理センターの日本カードネットワークが提供する決済データ伝送サービスと新たに接続を可能にし、ショッピングセンターおよびエンドユーザの決済手段の選択肢を増やしたという。
日本カードネットワークとの接続を追加したことにより、クレジットカード、電子マネー(QUICPay、各種交通系電子マネー)、銀聯カードを決済できる、JET-S端末を標準メニューとして、提供できるようになった。
これにより店舗に設置するカード決済端末は、従来の専用決済端末、NTTデータのINFOX端末に加えて、日本カードネットワークのJET-S端末も選択可能となり、業態、利用目的に合わせた決済ルートが利用できるようになった。また、PCを設置せずに、JET-S端末等から売上報告も可能で、店舗のスペースを有効利用できるという。
「SC-SaaS」は、商業施設(ショッピングセンター)運営会社の業務効率化を実現するサービスで、テナント(店舗)の売上を集計し、テナント別の顧客データの分析や、賃料計算、経費徴収などの機能を有している。運営会社は、PCからブラウザ経由で同サービスを利用できる。
同社では、SC-SaaSの販売目標として今後3年間で30施設への導入を見込んでいる。価格は、JET-S端末を利用時で、50テナントを管理するショッピングセンターにおいて、基本機能・クレジット集計機能を利用した場合の利用料金は月額23万5,000円からとなる。