2016年7月1日13:30
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、平和堂が2016年7月初旬から展開するオリジナル電子マネーサービス向けにゲートウェイサービス(GWサービス)を提供することになったと発表した。
TMNは、シンクライアント型のマルチ電子マネー決済サービスを実装している。今回のGWサービスは、この電子マネー決済サービスのプラットフォームを活用し、ゲートウェイ機能として新たなサービス事業者へのセンタ間接続を可能とすることで実現した。
今回、平和堂での「HOPマネー付き HOP ポイントカード」でのサービスは、TMNのGWサービスにより、オリジナル電子マネーサービス事業者と接続することで対応しており、TMNは、今後も共通ポイントをはじめ、さまざまなサービス事業者とTMNセンタを接続し、サービスの充実を進めていく予定だ。
これにより、リテール事業者は TMNセンタに接続することで、電子マネー決済サービスだけでなく、さまざまなサービスを、より手間やコストを抑えて導入することが可能となる。
平和堂の「HOPマネー付き HOPポイントカード」は、350万人以上の会員が利用している「HOPポイントカード」の機能を強化し、現金およびHOPポイントからの事前チャージが可能になることで、小銭が要らず、レジでの支払いがスピーディーになるそうだ。2016 年7月初旬から平和堂全店で提供を開始する。
平和堂は、2015年9月よりTMNシンクライアント決済サービスを導入し、「iD」「QUICPay」「楽天Edy」でのサービスを提供している。今回はこのプラットフォームを活かし、オリジナル電子マネーサービスも対応した。
「TMNシンクライアント決済サービス」は、マルチ電子マネー対応のシンクライアント型決済サービスで、従来の電子マネー決済サービス(リッチクライアント型)と比べ、端末導入のコスト削減が図ることが可能で、他社ASPサービスとTMNセンタ間を接続することで柔軟にサービス追加やカスタマイズを実現できる拡張性や、端末側で行っていたセキュリティ処理をTMNセンタ側で対応するといった利点がある。