2012年11月13日12:08
三井住友カードは、韓国の大手カード会社Hana SK Card Co.,Ltd(ハナSKカード)および韓国の金融サービスコンテンツ開発会社 AsiaPass Co.,Ltd(アジアパス)等と提携し、日本のクレジットカード会社として初めて、日本と韓国を結ぶ専用決済スキームを構築し、日本から韓国への渡航者を対象としたプリペイドカード「三井住友カード韓国トラベルプリペイド」の発行を2012年11月14日に開始すると発表した。
日本から韓国への渡航者数は、円高・ウォン安や韓流人気等を背景に、近年高い水準で推移している。三井住友カードでは、経済や人的交流が活発なアジアを戦略マーケットと位置づけ、このほど韓国で新たなサービスを提供する運びとなった。また、クレジットカード未利用者を含む幅広い顧客層の捕捉を目的として、今後も多様なプリペイドカードを発行するという。
今回のサービスは、ハナSKカード、アジアパスと提携の上、日本と韓国間で専用決済スキームを構築した。また、加盟店優待サービスの企画・開発・管理の面で、SKマーケティング&カンパニーと、優待サービス提供の面でロッテ免税店とも提携した。
各社の役割として、三井住友カードがプリペイドカードの発行、販売、残高管理、顧客対応を実施。ハナSKカードは韓国加盟店業務全般を行い、アジアパスは韓国現地優待サービスの企画・開発・管理を実施する。SKマーケティング&カンパニーが韓国現地優待サービスの企画・開発・管理を行い、ロッテ免税店は、免税店での割引サービスを提供するという。
三井住友カード韓国トラベルプリペイドは、1万円、3万円、5万円の金額を販売。また、イメージキャラクターのチャン・グンソクさんのデザインは、1万円券のみを販売する。発行手数料は、スタンダードデザインが一枚当り300円(税込)、チャン・グンソクさんのデザインが専用ノベルティ付で一枚当り1,500円(税込)となる。また、発送手数料として、一枚につき400円(税込)が必要となる。カードの有効期限は、発行日から5年間。
特徴としては、日本円で同プリペイドカードを購入またはチャージし、韓国現地で、韓国ウォンでの買い物に利用できるため、外貨両替が不要だ。また、韓国国内の約220万店で利用可能となっている。さらに、同プリペイドカードを利用または提示すると、ロッテ免税店全店での10%割引をはじめ、特定の加盟店での割引や特典付与などの優待サービスが受けられるという。
利用者は、専用Webサイトでのクレジットカードによるチャージのほか、近くのコンビニや銀行(インターネットバンキング・ATM)でもチャージが可能だ。また、有効期限内であれば、繰り返しチャージして利用できる。さらに、同プリペイドカードの残高や利用履歴(ウォンおよび円単位)を、Web上において、リアルタイムで確認することができるという。