2011年9月20日14:25
三井住友カードは、タリーズコーヒージャパンと提携し、国内のタリーズコーヒー各店(一部店舗を除く約430店舗)で利用できる磁気式のプリペイドカード「TULLY’S CARD(タリーズカード)」の発行を2011年11月2日に開始すると発表した。カード会社が大手飲食店と提携してプリペイドカードを発行するのは全国初となる。
タリーズカードは、残高をサーバーで管理するタイプのプリペイドカード。現金で繰り返しチャージすることができ、支払い時に小銭のやりとりが不要となる。入金金額は1,000円単位で残高上限は、2万円。入金方法は、店頭での現金支払いで再入金が可能だ。有効期限は最終利用日から2年。また、利用者はタリーズカードでのドリンク購入ごとに10円の割引特典を受けられるのが特徴となっている。
三井住友カードは、タリーズコーヒーに代わりプリペイドカードの発行者となることで、資金決済法で定める当局届出、発行保証金の供託等の対応を行う(第三者型発行)。発行者業務を三井住友カードが行うため、タリーズコーヒーは自社で発行するよりも大幅に事務負担を軽減することができるという。また、既存顧客の来店促進や贈答用のギフトカードとしての利用による新規顧客の開拓などの効果が期待できる。
三井住友カードは、タリーズカードを三井住友カードのポイントプログラム「ワールドプレゼント」の交換景品へ採用するという。両社では、今後、インターネット上でのクレジットカードによるチャージサービスの導入、店頭でのクレジットカード決済や電子マネー決済サービスの導入について協力し検討していく。
両社では、タリーズカードの発行を記念して、2011年11月2日~12月末日の間、3,000円の入金ごとにドリンク無料チケットをプレゼントするキャンペーンを実施する。