2012年12月20日10:40
オリックスは、EC市場における「後払い」決済サービスを提供するネットプロテクションズ株式の約75%を取得したと発表した。
ネットプロテクションズは、ECサイトにおいて、商品の購入者が商品の受け取り後にコンビニや銀行振込などで支払う後払いによる決済サービス提供している。購入者による商品購入代金をEC加盟店に立て替えて支払い、購入者への請求書発行から入金確認などの入金に伴う業務を代行する決済サービス「NP後払い」を展開している。
ネットプロテクションズは現在、1万社以上の加盟店を有し、累計で2,000万人以上の消費者に利用されているという。ITシステムによる独自の自動審査ノウハウを有し、また消費者一人当たりの利用限度額を5万円(税抜き)に設定することでリスクを小口分散化するネスモデルを構築している。また、一般消費者向けのECサイトのみならず、企業向けECサイトでの後払いによる企業間決済サービスも手がけている。
ネットプロテクションズの取扱金額は、前年比50%以上の伸びを示しており、今後も成長が続くEC市場において後払い決済サービスのさらなる伸長が期待できるとオリックスでは考えている。 オリックスは、オリックスグループの有する金融機能や全国の顧客基盤を生かし、ネットプロテクションズの現経営陣や従業員とともに、後払い決済サービスの一層の拡大や新たな付加サービスの開発などを通じて、企業価値向上をサポートするという。