2013年2月2日9:00
いままで米国のATMから現金を引出すには、20ドルが最低単位だった。日本のATM現金引出しは1,000円単位。もっと小額の現金を引出せるようにしよう。そう考えたのがチェイスだ。
次世代ATMを開発。紙幣は1ドルと5ドル、さらにコインも引出せるというからすごい。もちろん今までどおり20ドルや50ドル、100ドル紙幣にも対応している。
その背景は、窓口のセルフサービス化にある。次世代ATMは現在の窓口係の90%強をこなすというすぐれもの。小切手の現金化には小銭も用意する必要があるため、硬貨も引出せるようにした。
まだテスト段階だが、次世代ATMを設置した支店6カ所では、窓口の処理業務の40%が下がったという。チェイスでは1年半前から次世代ATMを400台設置。今年の暮れまでにこの数を2倍にする予定だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。