2013年2月27日19:39
決済代行事業者のJ-Paymentは、2013年2月28日、クレジットカードの不正利用時に発生するチャージバックに対しての損害を保証するチャージバック保証サービスの提供を開始すると発表した。J-Paymentによると、クレジットカード不正利用による損害を保証するサービスは、業界初になるという。
昨今、拡大するEC(電子商取引)において、不正取引によるチャージバックにより、加盟店のリスクが非常に大きなものになっているという。3-Dセキュア等の不正防止策の導入が進んでいるが、完全にリスクを排除することはできないとJ-Paymentは説明する。カード情報の漏洩問題や、海外取引の増加により、突発的な多額のチャージバックが発生するリスクが広がっているそうだ。
今回、J-Paymentでは保証会社と連携し、チャージバックによる損害を保証する「チャージバック保証サービス」を開始することにより、チャージバックリスクを保証するという。同サービスは、毎月の保証料のみで、チャージバックが発生した際の売上損害を加盟店に代わり支払うという。保証会社への保証料の支払いおよびチャージバック発生時の代金の請求やカード会社への支払いをJ-Paymentがすべて代行することにより、加盟店での作業は一切発生しないそうだ。
サービス料金は、物販サービスが0.15%から、コンテンツサービスが0.3%からとなる(別途審査の上決定)。J-Paymentでは、初年度500店舗への導入を目指す。