2013年4月17日9:00
米国メガバンクのリテールバンキングに異変が起きている。各行が競って支店のリニューアルと次世代ATMを推進しているのだ。チェイスやウェルズファーゴ、PNCに加え、バンクオブアメリカもこの戦いに参戦した。
バンクオブアメリカはATMをバーチャルATMと名づけた。最初の1台はボストンに設置。この1台で窓口業務の80%をカバーできる。英語とスペイン語など複数の言語にも対応。24時間無休で運営する。
ユニークなのは、日本の自動契約機とおなじように、ATM画面で専門家にリアルタイムに相談できること。実際の対面相談ではないが、バーチャルにフェイスツーフェイスを実現した。いままで以上にパーソナルで専門的なサービスを提供できるようになる。
顧客が住宅ローンやパーソナルバンキング、スモールビジネスの専門スタッフとATMで対話できるのだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。