2013年4月15日20:08
ヤフー(Yahoo! JAPAN)は、2013年4月12日、「PassMarket」(パスマーケット)の提供を開始したと発表した。
PassMarketは、イベント告知ページの作成、集客、電子チケットの販売、参加者管理などができるソーシャルチケッチングプラットフォームである。数人から数万人規模のチケット売買(無料イベント含む)に対応し、主催者側/参加者側がともにスマートフォンを使うことによってチケット売買ができるようになる。
加えて、クーポンや整理券としての利用や、電子引換券として現地引き換え可能商品の前売り販売など、イベントチケット以外でも販売・配布することが可能だ。また、PassMarketは、ソフトバンクグループが従業員のアイデアを広く募集して事業化を行う新規事業提案制度「ソフトバンクイノベンチャー」により事業化された第三弾目のサービスとなる。
チケットは、QRコードやiOS6より利用できるPassbookにも対応しているため、参加者はPassbookを利用すれば、利用時間前のアラートや会場付近に来た際のアラートなどを任意に設定することが可能だ。またPDFファイルにも対応しており、印刷して利用することもできる。さらに、参加者からチケット発行手数料などの購入に関わる手数料は無料となっている。決済は、クレジットカード決済(都度入力)のほか、「Yahoo!ウォレット」にも対応している。
なお、主催者にとっては、チケット1枚あたり約5%の手数料以外の、初期契約費用、イベント登録費用などは一切かからないそうだ。無料チケットの場合は、約5%の手数料も不要となる。さらに、Facebook、Twitter、カカオトークなどの連携機能を有しているため、主催者側で告知ページを準備すれば、ソーシャルメディアを活用することで、幅広く告知することができるという。