2013年5月13日9:00
ICカード対応の道は険しい。
2015年10月までに、米国でICカード化を推進しようという国際ブランドの動きに対し、米小売業の準備は遅々として進んでいない。
カード端末の置換えや、POSの改修などの費用がバカにならないからだ。
米国内専用のデビットネットワークは磁気カード対応だ。これもICカードに切替えるには相当な費用がかかる。現在米国には20社のデビットネットワーク会社がある。
米国では既存決済インフラが浸透しているだけに、足並みを揃えてICカード化を進めるハードルが高い。もうひとつ、ICカードの次にあるモバイルNFC非接触決済をどう位置づけるという問題もある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。