電通と「スマポ」を使ったO2Oマーケティング開発で業務提携(スポットライト)

2013年6月27日19:42

スポットライトは、電通と企業のマーケティング活動の一環であるO2O(Online to Offline)とCRMを同時に実現する施策を開発し、共同でサービスを提供していくことについて業務提携を行ったと発表した。

全国約80ブランド500カ所で共通来店ポイントプログラムを取り入れて店頭送客を展開しているスマートフォンアプリ「スマポ」をベースに、電通とともに広告主のマーケティング活動の高度化と効率化を目指すという。

具体的には、「マスメディア上の広告から企業ウェブサイトへの誘引」「企業ウェブサイトから店頭への送客」など、オンラインからオフライン、オフラインからオンラインへと送客した消費者の行動をトラッキング(追跡)する機能を「スマポ」に導入し、その行動に合わせて、オンライン上でもオフライン上でも、共通ポイントが付与できる仕組みを提供していく。

消費者にとっては、(1)マスメディアでの情報接触、(2)パソコン、スマホなどからの情報接触、(3)実際に店舗を訪問する、というアクションごとにポイントが獲得でき、貯まったポイントを同サービスに参加している企業の商品券などと交換できるというメリットがあるそうだ。

一方、企業にとっては、消費者が購買に至るまでの各コンタクトポイントにおいて、ポイント付与のレベルを接触行動別に柔軟に設定することで、消費者の行動意欲をさらに刺激したり、送客効果をより高めたりするといったマーケティング活動が可能になる。また、収集したデータを分析することで、マーケティングプロセスの改善による購買までの導線施策の強化も図れるようになるという。

さらに、企業自身の顧客管理システムと連携させ、消費者のコンタクトポイント上での行動履歴と企業が所有する購買行動履歴を一元化することで、消費者を店頭まで送客することによって生まれた購買行動が可視化できるようになる。これまでO2O施策の課題とされていた「効果の可視化」の実現により、購買や来店頻度など顧客の行動別管理に応じて、その顧客に適した送客メッセージやポイント訴求を行うといったCRM施策もより高度なものへと変化させていくことが可能になるという。

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