2013年9月6日8:30
Tポイント・ジャパン(TPJ)、ヤフー(Yahoo! JAPAN)、カルチュア・コンビニエンス・クラブ エンタテインメント事業本部(TSUTAYA)などは、2013年9月5日、東日本大震災の被災地支援として、福島県相馬市に屋内型の遊び場を建設する共同プロジェクト『みんなの遊び場プロジェクト』を発足すると発表した。
同プロジェクトは、TPJが2011年より行っている東日本大震災被災地支援プロジェクト「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」の一環として実施。具体的には、Tポイントを1ポイントから募金できる「Tポイント募金」による寄付をT会員から募るほか、「チャリティー商品交換キャンペーン」をはじめとしたさまざまな企画を立ち上げ、建設費用を拠出する。また、TPJはYahoo! JAPANとともに、同プロジェクトのためのマッチング寄付商品『TOHOKU みんなのGOODS』を開発し、福島で織られた「刺し子織り」の布で作ったオリジナルの小物をTSUTAYAやファミリーマート、また「復興デパートメント」で販売するという。
Yahoo! JAPAN は、ヤフオク!やYahoo!ショッピングで対象商品を購入することで募金ができる「みんなのチャリティー募金」や「Yahoo!ネット募金」をつかった建設費用の寄付金集め、被災地に必要な商品を送る物資支援プログラム「支援ギフト便」、「Yahoo!ボランティア」で、遊び場を作るためのボランティアスタッフの募集などを行う予定だ。
寄せられた寄付金により、福島県相馬市に子どもたちの屋内型の遊び場を建設。建設費用は3,000万円で、設計は建築家の伊東豊雄氏とクライン ダイサム アーキテクツが担当。施設は2014年2月末の完成を目指し、施設は相馬市に寄贈される。
遊び場は、麦わら帽子みたいな作りとなっており、広さは50坪程度。木造建築で、子供は木登りも楽しめるそうだ。伊東氏によると、「毎日、どうしたらみんなが楽しく生活ができるかを考えた」という。
同発表会には、応援サポーターとしてモデルの土屋アンナさんと元サッカー日本代表の中山雅史さんも登場した。土屋さんは9月4日に福島県相馬市に足を運んだが、「子供は子供なりに遊び方を考えるので、それを見るのが楽しいです」と笑顔で語った。
中山さんからは、「人工芝をひいてもらいたい」「屋根の上に登れたら」とのアイデアも出たが、それを受けたTPJ 取締役 北村和彦氏は、「子どもたちがより楽しく、元気になるように募金やチャリティーを頑張って、中山さんの要望に近くなるように頑張ります」とコメント。また、ヤフー 副社長 COO 川邊健太郎氏も「ますます頑張りたい」と意気込んだ。
中山さんは、今回のプロジェクトについて、「自分が楽しんでいることが募金活動につながっている」としたうえで、日々、暮らす中で募金ができるため、「1つだけではなくいろいろな募金の方法があるのは素晴らしいこと」と語った。また、「子供が元気になれば、親も地域も国も元気になります。笑顔があふれる場所になってほしい」とアピールした。土屋さんも「この活動がもっと広がり、いろいろな人が思いっきり笑える世の中になってほしいと思います」と期待を込めた。