2014年8月13日12:57
ニフティは、このほどスーパーマーケットやドラッグストアなどの小売事業者向けO2OアプリASPサービス「リテモバ」を提供開始した。同サービスは、小田急商事が展開するスーパーマーケット「Odakyu OX」(全26店舗)の「Odakyu OXチラシアプリ」に採用されている。
「リテモバ」は、主婦向け無料サービス「シュフモ」の運営で培ったノウハウやコンテンツをもとに、同社が提供するO2OアプリASPサービスとなる。
スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売事業者は、同サービスを利用することで、「チラシ画像」や「テキスト形式表示の特売情報」、「特売情報と連動したレシピ情報」、「位置情報と連動した電子スクラッチ機能」などを搭載した自社専用のアプリを提供可能だ。小売事業者は、あらかじめ用意されているテンプレートを用いながら、自社のロゴやブランドカラーを配したデザインのアプリを開発できるため、一から開発する場合と比べて短期間で安価に公開まで行うことができるという。さらに、「シュフモ」を活用したアプリ利用者の獲得支援も受けることが可能だ。
日々の運用は、PCやスマートフォン、タブレットに対応した専用の管理画面から行うことができる。各コンテンツの更新やプッシュ通知の配信に加えて、「アプリのダウンロード数」「アプリの閲覧数」「各店舗のお気に入り登録数」などの統計情報も閲覧できるそうだ。
なお、初期料金は100万円(iOSとAndroidの両OSに対応)、月額料金は20万円からとなる(最低利用期間は1年間)。
今後は、「ネットスーパーとの連携機能」「ポイント連携機能」などを追加し、小売事業者と利用者の双方が利用しやすいサービスとして拡充を図り、2014年度末までに10社、1,000店舗への導入を目指す。