実店舗での利用開始で「JNB Visaデビットカード」の決済額は急激に高まる

2015年4月8日8:12■ジャパンネット銀行実店舗での利用開始で「JNB Visaデビットカード」の決済額は急激に高まるセキュリティ強化に向け3-Dセキュアのワンタイムパスワードを導入

ジャパンネット銀行(JNB)は、2013年12月2日から、実店舗とオンライン双方で利用できる「JNB Visaデビットカード(Visaデビット付キャッシュカード)」を新規口座開設者に無料で発行している。既存顧客にも無料で新キャッシュカードへの切り替えを行っている。同社では、以前からネット決済専用の「JNB カードレスVisaデビット」を発行していたが、利用者から要望の多い実店舗でも使えるVisaデビットカードを発行したことにより、ユーザーの利便性が大幅に向上した。また、2014年10月下旬から、JNB VisaデビットにVisa認証サービス(Verified by VISA・3-Dセキュア)を導入。国内で初めて、Visa認証サービスに「ワンタイムパスワード」を導入し、セキュリティの向上を図っている。

決済金額は対前年比で350%に伸びる
一度利用した人の約8割がリピーターに

JNBのVisaデビットはジャパンネット銀行の口座利用者であれば、年齢、職業に関係なく持つことができる。従来から、ネット決済専用の「JNB カードレスVisaデビット」を発行していたが、ネットショップだけでなく、国内・海外約3,600万のVisa加盟店で利用できるようになった。また、「VISA/PLUS」マークがある海外ATMから、預金を現地通貨で引き出すことも可能だ。

「JNB Visaデビットカード(キャッシュカード一体型Visa デビット)」
「JNB Visaデビットカード(キャッシュカード一体型Visa デビット)」

ジャパンネット銀行 個人事業部 決済商品グループ 部長代理 小谷卓氏は、「弊社デビットカードの特徴として、年会費が無料、キャッシュカード一体型のため新規口座開設のお客様全員がVisaデビットカードをお使いいただけます。旧キャッシュカードから切り替えた方も多く、決済金額は対前年比で約350%に伸びています」と笑顔を見せる。同社では従来からVisaデビットのシステムを構築できており、カードの発行コストは新たに必要となったものの、費用対効果を確立できているそうだ。

利用者数は約50万となり、「マス的な展開もできるようになりました」と小谷氏は成果を口にする。利用者の特長として、一度利用した人の7割以上がリピーターとなっている。また、全体の利用率については、一般的なクレジットカードよりも高いという。さらに、平均単価は5,000~6,000円と、想定よりも高い数字を示している。

ジャパンネット銀行 個人事業部 決済商品グループ 部長代理 小谷 卓氏
ジャパンネット銀行 個人事業部 決済商品グループ 部長代理 小谷 卓氏

現状は、2対1でネットの方が実店舗よりも利用率が高い。ネット取引については、3大モールに加え、スマートフォンからの小額支払いも増えてきた。また、実店舗では、コンビニエンスストアでの利用も多く見受けられるそうだ。

3-Dセキュアの導入で不正利用の削減に成功
ファミリーマートと提携し新カード発行予定

セキュリティ対策も強化している。2014年10月からは、JNB VisaデビットにVisa認証サービス(Verified by VISA・3-Dセキュア)を導入し、国内で初めて、Visa認証サービスに「ワンタイムパスワード」を導入した。通常、Visa認証サービスには、利用者自身でパスワードの事前登録が必要だが、ジャパンネット銀行では、日頃ネットバンキングで使用されているトークン式ワンタイムパスワードが利用できる。

ワンタイムパスワードトークン
ワンタイムパスワードトークン

これまで、3-Dセキュアを必須としているネットショップやオンラインサービスでは、JNB Visaデビットを利用できなかったが、Visa認証サービスの導入により、これまで以上に幅広いシーンでJNB Visaデビットを利用できるようになった。

「当初は、手元にトークンがないといった理由で、7割の方が決済時に離脱していましたが、現在では離脱は2割以下になっています」(小谷氏)

ワンタイムパスワードはトークンに表示されるため、忘れる心配がない。また60秒で無効になり、より安心して利用できる。小谷氏は、「3-Dセキュア対応のショップでは、3-Dセキュアを導入したことにより、不正利用はピタッと止まりました」と笑顔を見せる。

さらに、ビジネス口座(法人・営業性個人用口座)もJNB Visaデビットカードに対応。会員数はコンシューマー向けに比べて少ないが、ビジネス利用となるため、決済単価や稼働率が高いのが特徴となっている。審査や与信などがなく、設立1年目から持てるカードであるため、SME(個人事業主)を中心に発行枚数は伸びるとみている。

ジャパンネット銀行では、ファミリーマートと業務提携契約を2014年9月30日に締結。同提携を受け、2015年9月をめどに、ジャパンネット銀行の「Visaデビット付キャッシュカード」とファミリーマートの「ファミマTカード」の一体型カードを発行する予定だ。

デビットカードのさらなる認知度向上については、「オーソドックスな商品性を知っていただき、まずは1回使っていただくことで、さらに利用は高めていけると考えています。2015年は、全国で1万1,000店舗のあるファミリーマート様との連携など、足場を固めていきたいです」と意気込みを見せた。

大特集「カード決済&セキュリティのすべて」の紹介ページへ

paymentcardsecurity

 

関連記事

ペイメントニュース最新情報

ポータブル決済端末、オールインワン決済端末、スマート決済端末、新しい決済端末3製品をリリースしました(飛天ジャパン)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)
電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)
チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP