2015年5月12日10:00
バリューデザインの100%子会社として、設立された佰馏(上海)信息技术有限公司(バリューデザイン上海)は、2014年12月25日より重慶羅森便利店有限公司(重慶ローソン)に電子マネー発行システム「バリューカードASPサービス」の提供を開始した。一部の利用者向けに、プレスタートしていたが、このほど、すべての利用者向けにサービスを開始した。同サービスの提供にあたり、バリューデザイン上海は、POSおよび会員管理システムとのインターフェース構築、コールセンターの業務を受託している。
2010年より、重慶市にてローソンを展開してきた重慶ローソンは、当初より、ポイントカードを発行していたが、消費者の利便性を高めるために、 プリペイド決済機能を追加した新たなポイントカードの発行に至った。また、バリューデザインの運営のノウハウや2012年より蓄積している中国でのサービス提供実績が評価されたそうだ。
今回、重慶ローソンにサービスを提供するにあたり、「POSレジでのプリペイドカード決済を可能にするためのプログラム開発」、「管理者向け集計・管理システムの提供」、「小売店で必須要件となる小数点以下の補助通貨への対応」をはじめ、中国でのサービス展開に特化したシステムとしてローカライズし、すべて中国語に対応した開発を行った。今後は、同ソリューションを大手企業中心に、小売業および飲食業等、中国全土にサービスを展開していくという。
また、中国国内において急激に伸びているスマートフォンを活用した決済に対応したソリューションも提供予定で、顧客ニーズに合わせたサービスの提供を行っていきたいとしている。
なお、バリューデザインではすでに、韓国、シンガポールにてサービスをスタートしており、タイでのサービススタートも予定している。