2016年2月17日0:16
セガ エンタテインメントは、2016年2月15日から、「クラブセガ新宿西口」にて、ゲームセンターに設置のほぼすべてのゲーム機で電子マネーを利用できるシステムを試行導入している。まずは、「Suica」、「PASMO」、「Kitaca」、「TOICA」、「manaca」、「ICOCA」、「SUGOCA」、「nimoca」、「はやかけん」の各交通系電子マネーから対応を開始する。
対応ゲーム機は、プライズゲーム(UFOキャッチャー等)、ビデオゲーム、カードゲーム、音楽ゲーム、プリントシール機 となり、260台への対応を予定している。
電子決済への対応により、従来よりも利用者が手軽にプレイ料金を支払うことができる。また、一律100円単位であったプレイ料金を1円単位に変化させることで、店舗形態や立地、また顧客ターゲットに合わせた適正な対価やサービスの設定を創出するという。さらに、両替機のトラブルや硬貨の集金作業にまつわる店舗従業員の作業を軽減し、人的リソースをこれまで以上に利用者へのサービスに割り振ることができるようになるそうだ。
なお、今回の試行導入においては、セガ・インタラクティブ、ユニカ、TFペイメントサービスが共同で開発を進めている電子マネーシステムを採用している。TFペイメントサービスが提供する、電子マネー決済処理をサーバー上で行う“シンクライアント型”の「シンカクラウド」を利用し、低コストで多機能なサービスを、高いセキュリティで実現したとしている。また、決済端末には、ユニカ社製の「Game Account Unit/GAUⅢ」を採用し、店舗内のデータの送受信は無線方式のため、店内ゲーム機の移動も容易に行うことが可能だ。