2016年5月16日18:07
クレディセゾンとデジタルガレージは、クレディセゾンが保有するデータを活用する「プライベートDMP(Data Management Platform)」(セゾンDMP )を共同構築したと発表した。
プライベートDMPサービスは、企業が保有する顧客データ、マーケティングデータ等、さまざまなデータを統合的に管理し、最新のデータ分析技術を活用した情報配信を行うことでデジタルマーケティング活動全体を最適化するプラットフォームとなる。
クレディセゾンは、これまで分散されていたカード会員の属性データやカード利用情報、ネットサービス利用データ等の各種データを特定の個人を識別できないデータ処理を行いセゾンDMPに統合したうえで、デジタルガレージの機械学習等のデータ解析技術により行動データの相関性やカード会員の類似性を解析し、パーソナライズされた最適な情報配信を行う。これにより、従来の画一的な情報配信ではなく、パーソナライズされたタイムリーな情報配信を実現し、1,200万人を超えるクレディセゾンのネット会員のショッピングをサポートしていきたいとしている。
さらに、類似の特徴をもつ会員に対してもニーズを喚起するタイムリーな情報を提供することで新たな需要につなげるとともに、法人顧客に対してもビッグデータを活用した集客施策をはじめ、リサーチ、販売促進支援などマーケティングソリューションの提供にも取り組んでいく。
なお、「セゾンDMP」はデジタルガレージグループでデータサイエンス事業を手掛けるBI・Garageとデジタルガレージが共同開発したDMPサービス「BIG MINING Private」をクレディセゾン会員向けにカスタマイズしたもの。