2026年7月21日8:00
SaaS型クラウドEC構築プラットフォーム「メルカート」は、「PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)」のバージョン4.0.1に準拠した。「メルカート」を利用するEC事業者に対し、より信頼性の高い安全性を担保しつつ、AI活用等を伴うマーケティング施策の“攻め”の展開を後押しする。(決済不正対策のすべて2026)

カード情報“入力”の安全性担保のために 非保持化であってもPCI DSS準拠は必要
「メルカート」は、SaaS型のクラウドEC構築プラットフォームだ。追加料金不要で定期バージョンアップが行われ、常に最新のEC環境を維持できる。このサービスは、1999年の提供開始から主に中堅・大規模事業者に多くの導入実績を持つECサイト構築パッケージ「ecbeing(イーシービーイング)」の姉妹サービスとして開発されており、そこで培われるノウハウや機能が凝縮されてアップデートのたびに付加されている。
この「メルカート」が2026年3月、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)の準拠を果たした。
PCI DSSは、クレジットカードなどの情報を安全に取り扱うために定められた国際的なセキュリティ基準。対象となるのは、クレジットカード情報などの保存、処理、伝送におけるすべてのシステムと運用プロセスで、カード決済にかかわるすべての事業者が守るべき世界共通のルールである。
自社サーバをカード情報が通過すれば、そのサーバや接続されたネットワーク全体がPCI DSSの対象となる。カード情報の非保持化を実現している場合でも、PCI DSS準拠の義務は免れない。メルカート 代表取締役 渡邉章公氏は、「カード情報を持っているか持っていないかではない。カード情報の入力に関して安全性を担保するために、PCI DSSへの準拠が求められるのです」と説明する。
PCI DSSに準拠した「メルカート」を導入しているEC事業者は、「メルカート」側で安全性が担保された状態でECサイトを運営することができる。
ニーズの高まりに対応して準拠を決めた 計画的取り組みで順調にゴールを達成
これまでメルカートでは、「PCI DSSに準拠したい」というお客様に対して、対応できていなかった。個別対応には、多くの人手がかかり、コストパフォーマンスも低くなる。同様の相談は増加傾向にある。将来的にはPCI DSS準拠が業界標準になるだろうとの読みのもと、EC構築プラットフォームとして先行して準拠しようと戦略を定めた。
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