2016年9月22日9:00
英国でMasterCardが厳しい状況にさらされている。公正取引委員会に英国の歴史で最大の訴訟が持ち込まれた。
損害賠償請求額は140億ポンド、約1.8兆円になる。過去15年間のカード取扱高をベースに損害額を累計し、それに金利を加えた額である。
カードのインターチェンジ手数料(カード発行者の収益)は競争環境になく、結果として消費者の購入価格を人為的につり上げている。というのが、訴訟の内容。
消費者が被害者ではあるが、この損害賠償額はどうやって消費者に支払うのだろう。消費者の味方と称し、スーパーマン気取りで人気と高額報酬を取る弁護士や議員連中の姿が浮かび上がる。MasterCardは徹底抗戦すると述べている。