2017年2月9日21:04
Squareは、2017年2月9日、定期的な請求が発生する事業者にとって便利な自動引き落としを実現する機能を提供開始したと発表した。Squareアカウントがあれば、事業者はカード情報の保存に同意した顧客に対してクレジットカードまたはデビットカード経由の自動引き落としができる。同自動引き落としは、 都度課金にも継続課金にも利用可能だ。
従来、 事業者がクレジットカードの自動引き落としに対応するには、登録時にも、顧客の引き落としカードの情報を登録する際にも、時間のかかる書類手続きが必要だった。また、 決済手数料と入金サイクルも個人事業主や中小企業には大きな負担となる条件が提示されることが多く、事業規模の小さな経営者にとって自動引き落としは現実的な決済手段ではなかったという。
Squareは、オンラインでアカウントの登録が完結するため事業者は隙間時間にスピーディに申し込むことができる。また、カード自動引き落としの決済手数料は、業種や事業規模に関係なく業界最低水準の3.75%で、入金サイクルも最短翌営業日となる。
継続課金は、 定期的に請求が発生する習い事の月謝や家賃、団体メンバーシップの月会費の請求等で利用できる。また、都度課金はリピーター客の多い小売店や飲食店などでひいきの客に財布を持たずにショッピングや食事を利用してもらうといったVIP待遇を提供する際などに利用可能だ。
Squareは、 クレジットカード決済やPOSレジだけでなく、在庫管理や売上分析、顧客管理、従業員の勤怠管理など商売に必要なツールを、1つのプラットフォームですべて提供している。これらのツールはすべて連携しているため、1つのアカウントでシームレスに使うことができる。今回発表の自動引き落としも、無料で使える顧客管理ツール「顧客リスト」とクラウド請求書「Square 請求書(インボイス)」を使って設定できるという。