2017年3月8日7:39
Ingenico Group(インジェニコ)は、2017年3月7日、POSレジスターとの連携を可能にしたリテールPINパッドのLane5000、オートカッター・プリンターを搭載したクレードルLane1000という、2機種のLane5000シリーズ(PINパッド並びに据置型)を日本向けに展開を開始すると発表した。
新型スマート決済端末Lane5000は、最新のセキュリティ基準に準拠しており、日本市場で要求される機能を満たしつつ、コンパクトに”All-in-One”を実現したという。
同端末は、インジェニコの35年にわたる決済端末の設計・製造及びセキュリティのノウハウをフルに活かし、日本市場で必要とされるデュアル磁気ヘッドやオートカッター・プリンターを搭載した。
2機種共に、国際規格であるEMVとPCIの最新基準に準拠しており、同社独自ソリューションであるOn-Guard(オン・ガード)でP2PE(Point to Point Encryption)にも対応する。同ソリューションを日本国内の決済事業者、カード会社や加盟店に提供していく。
インジェニコは、世界トップ30リテールブランドの約70%に決済ソリューションを提供しているという。Lane5000シリーズは、接触IC、デュアル磁気ヘッド、非接触IC、FeliCa電子マネーなどの機能を備えた、マルチ決済ACCEPTANCEポイントとなるそうだ。
加えて、すでに欧米で大規模展開されている”Merchant Service Hub”と組み合わせることによって、電子署名の管理も可能となる。
Lane5000据置型は、回転台ならびに高速オートカッター・プリンターを標準搭載しており、チェックアウトスピードの改善にも活用できる。
Lane5000シリーズは、インジェニコの独自OS「Telium Tetra」で構成されている。搭載するアプリーケーションをHTML-5に対応することにより、付加価値サービスを構築することも可能となっている。