2017年10月4日9:31
日本航空(JAL)と、SBIホールディングス(SBIH)は、SBIグループおよび同グループ出資先のフィンテック企業との協業を通じ、最先端の金融テクノロジーを活用した利用者への新たなサービスの提供を行うと発表した。
JALとSBIHの共同事業の第1弾の取り組みとして、JAL、JAL SBIフィンテックとSBIグループ傘下の住信SBIネット銀行の3社は、共同事業会社「JALペイメント・ポート株式会社」を設立し、2018年度に国際ブランド・プリペイドカード事業に参入する。
国際ブランド・プリペイドカードとは、事前にチャージ(入金)をすることで、国際ブランドの加盟店においてキャッシュレスでお買い物ができる、与信が不要のカードとなる。同サービスでは、スマートフォンなどでいつでもどこでも、すぐに外貨両替ができ、ドルやユーロなど、複数の通貨に対応を予定している。また、日本円でも、両替した外貨でもプリペイドカードで決済ができ、さらに利用額に応じてマイルも貯まるという。さらに、両替した外貨を、海外のATMにおいて現地通貨で引き出すことができる。
同カードを使えば、海外でのビジネスや旅行の際に窓口で両替する手間が省けるため、旅行前や海外での時間を有効に使ってもらうことが可能となる。
JALは、フィンテックの1つであるロボアドバイザー運用サービスを提供しているお金のデザインなど、SBIグループ出資先のフィンテック企業との協業により、フィンテックを活用した多様な決済手法や資産形成のお手伝いなど、旅行に限らず日常における利用者のさまざまなニーズに応じた新たな価値を提供することを検討していく。