2018年3月2日9:00
米国の大手銀行が構築したモバイル送金サービスのZelleで、不正が多発している。多くの利用者が数百ドルから数千ドルをだまし取られているようだ。
例えば、知らない人からチケットの購入代金を支払うように請求され、それを支払ってしまったというように。Zelleは銀行サービスということもあって、利用者はつい信用して支払ってしまう。
銀行口座に送金されるのだから、詐欺をしてもすぐ捕まると思ったら大間違い。詐欺師たちは、他人名義で口座を開設し、行方をくらましてしまう。
Zelleの競合であるVenmoでは、このような不正は起きていない。それはチャット機能で、相手を確認しながら送金できるからである。
Zelleには送金機能はあっても、相手とのコミュニケーション手段がない。そこを詐欺師につかれた。