2018年3月13日9:00
2012年、ペイパルはオンラインからリアル世界での決済をめざし、独自インストア決済をスタートした。PayPal口座と連動する電話番号とPIN、あるいは決済コードをレジ端末に打ち込むサービスだった。
利用できる店舗は、ホームデポやトイザらス、オフィスデポなど。このサービスを3月31日で終了する。
といっても、インストア決済をやめるわけではない。2012年当時の限られた技術でのサービスだったため、モバイル時代にふさわしい決済に切り替えるためである。
ペイパルのモバイル決済比率は年々高まり、総取扱高の4割弱になっている。現在モバイル決済ではPayPalウォレットを提供しているが、これをさらに進化させる計画だ。
古いサービスにこだわっていては、勝ち残れない。それだけ技術の進歩は早い。