2018年6月29日20:56
東芝テックは、同社が提供する電子レシートサービス「スマートレシート」がスーパー細川(大分県中津市)でも、大分県内のスーパーマーケットとして初めて導入されると発表した。
スマートレシートは、レシート情報(買い物履歴)をデータで受け取り、一元管理するスマートフォンアプリとして2014年より提供を開始している。2018年5月現在、コープ東北の4生協、とりせん、カメガヤなど24社386店舗で導入され、会員数5.5万人となっている。
これまで紙で発行されていたレシートの不便な面(財布の中での管理や、家計簿などへの二次利用に手間がかかる点)を解消することで顧客満足度を向上し、店舗側にとってはレシート用紙のコス ト削減にもつながるソリューションとなるそうだ。
細川では、利用者と店舗が一体となった環境保護への貢献、利用者の家計管理の効率化、また店舗にとっては経費削減に加え、独自の販促キャンペーンの展開など大きなメリットが期待されるため、同サービスの導入に至ったという。
電子レシートは、2018年2月に経済産業省主体で電子レシートの標準仕様を検証する実験(東京都町田市) を行い、社会インフラとしての注目度が高まり、 採用小売企業が増えている。また2017年には、セルフメディケーション税制の申告にそのまま使える機能を実装する。
今後は月数社ペースでの稼働開始が予定されており、数年以内のアプリ利用者数100万人達成を目指す。