2018年8月3日17:35
デジタルセキュリティベンダーのIDEMIA(アイデミア)は、このほどqSPARC v2プラットフォームに基づくRuPayチップ接触/非接触カードの製造とパーソナライズが認定された企業となったと発表した。
qSPARCはデュアルインターフェースのオープンループ決済仕様であり、1枚のカードに複数の決済アプリケーションを入れる選択肢を持つことができる。今回の認定はインドの決済ネットワーク会社であるNPCIが行ったもので、決済シナリオすべてに照らしての試験がなされており、IDEMIA製造のカードがすべての決済承認デバイスでスムーズに動作することが保証されるそうだ。
カード所有者は、1枚のカードを地下鉄やバス、有料道路、ロイヤルティー、駐車、小売店での支払いなど、何種類もの支払いに使うことが可能だ。1枚のカードにはそうした決済アプリケーションを最大20種類入れる選択肢がある。
qSPARCは全国共通モビリティーカード(NCMC)を仕切るものと思われ、スマートシティーで幅広く使われることになる。同カードの最初のバージョンは、コーチ・メトロ、バンガロール・バス・トランスポート、アーメダバード・スマートシティーに導入されており、ナグプール・メトロとノイダ・メトロの利用客、ナビ・ムンバイのバス券購入者を見込み客として間もなく発行される。現時点で、150万枚以上のカードが発行されているそうだ。